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ブロードバンド通信量の推移 ~エクサバイトが出てくる時代~

豆知識

ブロードバンド

 高速または大容量、あるいはそのどちらもが可能な通信方式のことで、2020年現在では光回線・CATV・3G・4G・Wi-fi、そして近々サービスが開始される5Gなどがそれにあたる。

 あくまで相対的に高速大容量という意味なので、いつの日かここに挙げた通信方式がナローバンドと呼ばれる日が来るはず。

 元々はブロードバンドの名の通り、帯域幅が広いという意味だったがそれが変化して今の意味になった。

 ちなみにブロードバンドに対してナローバンドという単語ものもある。

 ナローバンドとはブロードバンドに対して相対的に低速・低容量な通信方式を指し、アナログ電話回線・ISDN・1G・2Gなどがある。

総トラフィック量の推移[bps]

総トラフィック量の推移[bps]
総トラフィック量の推移[bps]

 主要ISPのトラフィック量とシェアから割り出した日本全体のブロードバンド契約者のトラフィック量の推定値だそうです。この統計、年2回発表しているけれど、計算方法を変えてでもしているのか何なのか毎回のように過去の数字が変わる。

 なおここの統計のブロードバンドは、FTTH、DSL、CATV、FWAのことらしく、肝心要なLTEなどのスマホやBWAなどが含まれていないみたいなのでそこまであてにならない気がする。

 ちなみにFWAというのは、無線通信規格の1つで、KDDIのページには、

FWAとは、無線通信機器によるインターネットへのアクセスを可能にするシステムのこと。「固定無線アクセス」とも呼ばれ、光ファイバーやADSLのように有線で接続するのではなく、各家庭から無線でFWAの基地局にアクセスしてインターネットを利用する形態となる。

地形や環境などの都合で有線で敷設できないような地域でもインターネット環境を整備できるのが利点。ADSLのように下り(ダウンロード)と上り(アップロード)とで通信速度が異なることもなく、高速にデータを送受信できるという特長もある。

ということらしい。

 2014年11月までは、インターネットイニシアティブ(IIJ)・NTTコミュニケーションズ・ケイオプティコム・KDDI・ソフトバンクBB・ソフトバンクテレコムの6社から、2015年4月にソフトバンクがソフトバンクBBとソフトバンクテレコムとワイモバイルを吸収合併したため、2016年11月までは5社から、2017年5月以降はここにNTTぷらら・ジュピターテレコム・ニフティの3社を加えた計9社からの推定値。また、2017年11月にアップロードの計測方法が変わったためグラフがおかしくなっているけれど2017年11月以降のグラフの方が多分正しい。

 まぁ細かいことは置いといて、つまるところ国内の総通信量ということ。ただしLTEなどは除く。

 2004年11月時点の総トラフィック量は、上り(アップロード)222Gbps 下り(ダウンロード)255Gbps、1契約あたりの平均で上り12.1Kbps 下り13.9Kbps。

 その後は徐々に伸びていき、途中2010年5月に少し下がっているのは2010年1月に著作権法が改正されたことが原因とみられているそうです。

 当時説明があまりにもガバガバ過ぎて、PCを触ったことすらない奴が作ったんじゃないか?などと言われてボッコボコに叩かれてた記憶があります。

 グラフを見ると一目瞭然ですが、昔はアップロード量とダウンロード量に大きな差は無かったんですよね。それが変わりだしたのが2010年頃。

 この頃からしばらくの間アップロード量は減少を続け、ダウンロード量は大幅な増加を始めます。

 総務省によると、アップロード量の減少は、映像や音楽コンテンツの入手方法がP2Pから映像配信等のWebサービスへ移行したこと等が背景となっているためなんだとか。

 ダウンロード量はその後もずっと指数関数的な上昇を続け、2019年5月にはアップロード量が1563Tbps ダウンロード量は12086Tbpsになっています。すでにbpsがペタな時代です。

 通信量の多くを占めるのは動画データだと思います。YouTubeなどの動画投稿サイトに上がっている動画もHDが当たり前になっているみたいですし、中には4K動画なんてのも見かけることがあります。

 地デジ放送は4K放送が始まり、近々8K放送まで始まるとか。今後は4K、8K動画の普及に、その後は120fps、240fps動画の登場まではそのうち行くんでしょう。この上昇はおそらく今後しばらく続くでしょう。さてどこまで上昇を続けるのやら…

総トラフィック量の推移[B]

総トラフィック量の推移[B]
総トラフィック量の推移[B]

 bpsという単位。単位秒あたりの通信量。割と頻繁に目にするけれど正直かなり分かりにくい。なのでちょっと計算して書き換えると、2004年11月の月間総通信量はアップロードが73PB(ペタバイト) ダウンロードが83.8PB、1契約あたりの月間平均通信量はアップロードが4.0GB ダウンロードが4.6GBとなる。

 こうやって書くと結構分かりますね。特に最近はスマホのパケット通信量をちゃんと見てる人も多いでしょうから。

 おそらく現在のスマホのパケット通信量の平均とだいたい同じくらいなんじゃないかなって気がします。勘ですけど。

 そこからグングン上昇を続け、2019年5月の月間総通信量はアップロードが514PB ダウンロードは3973PB、つまり3.973EB(エクサバイト)。日常生活ではまずお目にかからない単位ですが、テラバイトの100万倍、ギガバイトの10億倍ですね。

 また、1契約あたりの月間平均通信量はアップロードが13GB ダウンロードが98GB程度になります。

 普段からネット漬けだとこの数字はかなり少なく感じますが、平均するとこんなもんなのかなぁ…って感じです。

 ちなみに私のPCの過去30日の通信量は200GBでした。これでもかなり少ない方で、ゲームのダウンロード次第では500GBを超えることもあります。

時間帯別通信量

総トラフィック量の推移(時間帯別)
総トラフィック量の推移(時間帯別)

 1週間通して大体似たようなサイクルだけど、やっぱり土日は通信量多め。よく見比べてみると土日の日中はボコッと増えている。

 どの曜日もピークは19時~23時あたりで、底は3時~7時あたり。

総トラフィック量の推移(曜日別)
総トラフィック量の推移(曜日別)

 2018年11月の曜日別平均通信量。正確には曜日ごとの1時~25時までの平均だからチョットだけズレちゃってるけど。土日が多いのは当然として、金曜日が少ないのは意外。次の日休みなら増えそうなもんだけ どなぁ。とは言え土日と平日にそれほど大きな差は無い。この辺はよー分からん。

総トラフィック量の推移(時間帯別)
総トラフィック量の推移(時間帯別)

 2004年11月と2018年11月のダウンロード量の推移で、それぞれの月曜5時~7時を1とした時。

 この14年間でピークの時間帯と底の時間帯が2時間から4時間程シフトしている。2004年時点ではピークが21時~1時、底が7時から9時頃だったのが、2018年にはピークが19時から23時、底が3時から7時になっているんですよね。

 これ何の影響だろう?生活リズムが変わった?いや14年程度じゃそんなに変わってないと思う。地デジ放送の通信量も一部含まれているのでそれの影響か何かでしょうか?これもよく分からん。

まとめ

  • 2004年11月の月間総通信量はアップロードが73PB!ダウンロードが83.8PB!
  • 2004年11月の1契約あたりの月間平均通信量はアップロードが4.0GB!ダウンロードが4.6GB!←大体今のパケット通信と同じくらい?
  • 2019年5月の月間総通信量はアップロードが514PB!ダウンロードは3973PBつまり3.973EB!
  • 2019年5月の1契約あたりの月間平均通信量はアップロードが13GB!ダウンロードが98GB!
  • 2018年11月最も通信量が多い時間帯は19時~23時!最も少ない時間帯は3時から7時!

参考

  • 情報通信統計データベース