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NHK契約数の推移 ~叩かれてるけど右肩上がり~

豆知識

 日本では、1930年(昭和5年)頃からテレビ放送の研究が始まり、1953年(昭和28年)2月にNHKが本放送を開始した。その後、1960年(昭和35年)にカラー化、1989年(平成元年)にBS1,BS2、2003年(平成15年)に地上デジタル放送が始まった。

契約甲

 1967年(昭和42年)まで存在した契約で、全ての放送の受信契約。甲の他に契約乙があり、こちらはラジオ放送のみの受信契約だった。

普通契約

 カラー受信を除く放送受信契約。どうやら昔はカラー放送にするかどうかを選べたらしい。

カラー契約

 カラー受信を含む放送受信契約。

地上契約

 2007年10月1日に施行した現行の日本放送協会放送受信規約により、普通契約をカラー契約に統合し、地上契約に変更された。地上波による放送のみの受信契約。

衛星契約

 衛星と地上波受信契約によるテレビ放送の受信についての放送受信契約。2007年10月1日に施行した日本放送協会放送受信規約にしたがって衛星カラー契約と衛星普通契約は衛星契約に統合された。特別契約もここに入る。

NHK契約数の推移

NHK契約数の推移

 1955年(昭和30年)度以降の3月末時点でのNHK契約数の推移です。1955年は約16.6万件だった契約数が、5年後の1960年には686万件、さらに5年後の1965年には1822万件まで伸びています。以降もずーっと右肩上がりを続け、2004年度と2005年度以外は常に契約数が増え続けているみたいです。最近は衛星契約の伸びが好調みたいですね。

 2004年と2005年がグニャっとなってるのは何故なのか?調べてみてもよく分からず、そして通信白書で全く言及していないのはどうなんだろうなぁと思ったり。不祥事…は割と頻繁に起こしてるし。

都道府県別NHK契約世帯の割合

都道府県別NHK契約世帯の割合
都道府県支払い率(推計)[%]
北海道73.7
青森94.7
岩手94.5
宮城84.4
秋田98.3
山形96.0
福島91.5
茨城89.3
栃木88.9
群馬87.4
埼玉83.0
千葉82.5
東京69.8
神奈川81.4
山梨89.3
新潟98.1
長野89.0
富山94.1
石川89.3
福井92.4
岐阜93.1
静岡90.0
愛知86.4
三重89.2
滋賀84.1
京都79.6
大阪68.2
兵庫79.4
奈良82.8
和歌山89.7
鳥取93.6
島根95.3
岡山87.7
広島89.2
山口91.6
徳島85.2
香川86.6
愛媛87.9
高知85.4
福岡78.0
佐賀88.9
長崎86.6
熊本83.5
大分83.2
宮崎85.9
鹿児島88.4
沖縄51.8
全国81.8

 都道府県別受信料の支払い率の推計です。トップは秋田県で98.3%、次いで新潟が98.1%、3位が山形で96.0%。

 逆に受信料を最も支払っていないのは沖縄県で51.8%でした。かなり大きな差があるんですね。一人暮らしが多いからであろう大阪や東京はともかく、沖縄の低さは意外でした。全国平均は81.8%。

 ちなみに2019年度末時点で、総世帯数は5523万世帯、受信契約対象世帯数は4609万世帯、受信契約を結んでいる世帯数は3840万世帯、そして受信料を支払っているのは3769万世帯なんだそうです。

まとめ

  • NHKの契約数はほぼほぼ右肩上がり!特に衛星契約が順調!
  • NHKと契約している世帯の割合が多いのは、秋田県で98.3%の世帯が契約している!
  • 逆に少ないのは沖縄県で51.8%!
  • 全国平均は81.8%!

注釈

  • 通信白書・NHKホームページより
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