都道府県別お酒の統計

目次

酒の豆知識

 お酒とは、アルコール度数が1%以上の飲み物のこと。

 アルコール度数とは酒に含まれているアルコールの割合だが、より正確に言うと、15℃の時に含まれるエチルアルコールの割合のことを言う。

 アルコール度数にはパーセント表示のものと度数表示のものがあるが、どちらも意味は同じ。

 清酒とは、米・米こうじ及び水を原料として発酵させてこした酒(アルコール分22度未満)、または、米・米こうじ・水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させてこした酒(アルコール分22度未満)のことで、本醸造酒・純米酒・吟醸酒などに分けられる。

酒税法において酒類とは、アルコール分1度以上の飲料(飲用に供し得る程度まで水等を混和してそのアルコール分を薄めて1度以上の飲料とすることができるものや水等で溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいいます。  ただし、アルコール事業法の適用を受けるもの(同法の規定する特定アルコールを精製し又はアルコール分を90度未満に薄めたもので、明らかに飲用以外の用途に供されると認められるものを含みます。)や医薬品医療機器等法の規定により製造(輸入販売を含みます。)の許可を受けたアルコール含有医薬品・医薬部外品などは酒税法上の酒類から除かれます。

お酒の消費量

都道府県別成人一人当たりのお酒の消費量

 平成30年度の都道府県別成人1人あたりのお酒の消費量です。

 真っ赤になっているのは東京だけ。一人当たりの年間消費量が107.8リットルだそうです。1日当たりで300cc弱。2位の宮崎県の95.2リットルを大きく引き離しています。3位は高知県の94.2リットル、4位は秋田県の92.8リットルでした。

 逆にあまりお酒を飲まない都道府県民は、1位が滋賀県で58リットル、2位が岐阜県で60.9リットル、3位が奈良県で64.3リットルでした。都道府県によってかなり大きな開きがあるんですね。

 東京は特にビールの消費量が多いようですね。一人当たり39.8リットルで、全国平均22.9リットルの2倍近くにもなります。

 都会の一人暮らしが家でビール開けてるのかなぁ…なんて妄想してみましたが、大阪や神奈川などといった他の都会は別にビールの消費量が多いわけではないみたいなので、この妄想は外れでしょう…東京だけ特別飛び抜けて多いのにも、まぁなんか理由があるんでしょうねきっと。

 そして沖縄県は情報保護の観点から秘匿しているらしい。

清酒

 清酒の製造免許を有している1586者のうち、清酒の製造及び移出がないもの、清酒製造業の売上高が無いものを除いた1512者が対象。そのうち回答があった1378者の結果です。

都道府県別酒蔵の数

 平成29年度の都道府県別酒蔵の数です。

 1位は新潟県で89者、2位は長野県で75者、3位は兵庫県で68者でした。逆に少なかったのは、1位が沖縄県と鹿児島県で1者、3位が宮崎県で2者でした。全国合計は1378者。

都道府県別清酒の課税移出量

 平成29年度の都道府県別清酒の課税移出量です。

 1位は兵庫県で13万4000キロリットル、2位は京都府で11万8000キロリットル、3位は新潟県で4万2000キロリットルでした。全国合計が51万8000キロリットルなので、TOP3だけで6割近くを占めています。白鷗、月桂冠、宝ホールディングス、大関、日本盛。生産量の大きい企業がいくつもありますからね。

 逆に少なかったのは、1位が徳島県で456キロリットル、2位が大阪府で918キロリットル、3位が鳥取県で935キロリットルでした。

 宮崎・鹿児島・沖縄は情報保護の観点から非公開なんだそうです。

新潟県

 稲作が盛んなことも酒蔵が多い理由の1つなのでしょうか。酒蔵の数はトップの89者、課税移出量は3位で4万2000キロリットル。

 100年以上の歴史を持つ酒造も数多く残っており、冬の寒さ、良質な酒米、清らかな水、越後杜氏の技によって「新潟淡麗」と評される銘酒が多く生み出されている。

 国内有数の豪雪地帯である新潟。雪による低温は空気を浄化し、雑菌の繁殖を防いでくれる。低温長期発酵に適したこの環境で、新潟の酒は淡麗な造りに仕上がっていく。また、定温無振動の雪室で日本酒を低温熟成させる蔵もある。

 酒造りでは水中のミネラル分が発酵を促し、ミネラルの少ない軟水で仕込むと発酵に時間がかかる。新潟の天然水のほとんどは雪解け水を多く含む軟水で、ライトな味わいになる傾向がある。冬の積雪による安定した低温の環境の中、軟水を使い醸すことで、なめらかで淡麗な新潟清酒が造り出されている。

新潟県HPより

 「越乃寒梅」の石本酒造や「八海山」の八海醸造などが本社を置いている。

長野県

 酒蔵の数は2位の75者、課税移出量は9位で1万1000キロリットル。大きな清酒メーカーは無いため生産量は控えめ。控えめと言ってもTOP10には入っている。

 古来より味噌や漬物といった発酵食品が食卓の要となってきた長野県では、濃い味つけの料理にあわせて香りは穏やかで濃醇な味わいの日本酒が多く造られてきた傾向がある。しかしその一方で、長野県の複雑な地形は、細かく分けれた地域によって気候や風土・伝統の違いを生み、それが地域ごと酒蔵ごとの個性を引き出す要因になっている。

長野県HPより

 「真澄」の宮坂醸造や「渓流」の遠藤酒造場などがある。

 『信州地酒で乾杯の日』という記念日がある。

兵庫県

 酒造の数は68者で3位だが、白鶴酒造や大関、日本盛などといった大規模メーカーを複数擁しているため、課税移出量は全国トップの13万4000キロリットルにもなり、国内全体の4分の1を占めている。

県内には「灘の生一本」で有名な灘五郷(なだごごう)と呼ばれる日本を代表する酒どころがあり、ここでは「宮水」と呼ばれるミネラル水や六甲山系から吹いてくる冷たい「六甲おろし」のおかげで酒造りが盛んに行われている。

 江戸期から今なおその名声を維持している伊丹、酒米の王者「山田錦」の一大産地で気候風土にも恵まれ芳醇な酒を造り出す播磨、伝統技術を守り続け高い評価を得ている淡路、豊かな自然と「丹波杜氏」のふる里でもある丹波・篠山、日本海の豊富な恵みに育まれた北兵庫など特色ある地域が多く、そこで造られるお酒は、郷土色豊かな香りや味わいのある多様な日本酒となっている。

兵庫県HPより

まとめ

  • お酒の消費量1位は東京都!1年間で1人あたり107.8リットル!2位は宮崎県の95.2リットル、3位は高知県の94.2リットル!
  • 逆にあまりお酒を飲まない都道府県民は、1位が滋賀県で58リットル!2位が岐阜県で60.9リットル!3位が奈良県で64.3リットル!
  • 平成29年時点で全国に酒造は1512者ある!1番多いのは新潟県で89者!2位は長野県で75者!3位は兵庫県で68者!
  • 平成29年度の清酒の課税移出量:1位は兵庫県で13万4000キロリットル!2位は京都府で11万8000キロリットル!3位は新潟県で4万2000キロリットル!

付録

成人1人あたりの消費量・全国の酒蔵の数・課税移出量

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都道府県成人1人当たりの酒類販売(消費)数量表
(平成30年度)[リットル]
酒蔵(清酒製造メーカー)の数
(平成29年度)
清酒の課税移出量(実数)
(平成29年度)[キロリットル]
北海道85.4114292
青森91.1164320
岩手87.7204655
宮城81.2308607
秋田92.83819888
山形79.1519929
福島78.45912868
茨城67.3353424
栃木69.2318704
群馬68.6253186
埼玉65.13320892
新潟908941783
長野76.57510583
千葉67.83512905
東京107.8112857
神奈川70.7121029
山梨74.3111201
富山84.6195451
石川79315740
福井73.1223038
岐阜60.9404533
静岡66.9264294
愛知69.64214769
三重66.2292520
滋賀58381962
京都82.838117745
大阪92.413918
兵庫75.168134499
奈良64.3283528
和歌山76.3192039
鳥取83.918935
島根77.2272246
岡山65.5372424
広島80.84110332
山口73.3407462
徳島72.919456
香川70.861241
愛媛74.5411959
高知94.2185657
福岡78.1565048
佐賀74.3243112
長崎74.6151101
熊本76.8101334
大分78.2272690
宮崎95.22
鹿児島83.31
沖縄1
全国平均79.3

注釈

  • 国税庁「清酒製造業の概況」「酒のしおり」から。