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酒蔵の数ランキング ~酒蔵が全国にいくつあるか知ってる?~

酒の豆知識

 お酒とは、アルコール度数が1%以上の飲み物のこと。

 アルコール度数とは酒に含まれているアルコールの割合だが、より正確に言うと、15℃の時に含まれるエチルアルコールの割合のことを言う。

 アルコール度数にはパーセント表示のものと度数表示のものがあるが、どちらも意味は同じ。

 清酒とは、米・米こうじ及び水を原料として発酵させてこした酒(アルコール分22度未満)、または、米・米こうじ・水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させてこした酒(アルコール分22度未満)のことで、本醸造酒・純米酒・吟醸酒などに分けられる。

酒税法において酒類とは、アルコール分1度以上の飲料(飲用に供し得る程度まで水等を混和してそのアルコール分を薄めて1度以上の飲料とすることができるものや水等で溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいいます。  ただし、アルコール事業法の適用を受けるもの(同法の規定する特定アルコールを精製し又はアルコール分を90度未満に薄めたもので、明らかに飲用以外の用途に供されると認められるものを含みます。)や医薬品医療機器等法の規定により製造(輸入販売を含みます。)の許可を受けたアルコール含有医薬品・医薬部外品などは酒税法上の酒類から除かれます。

酒蔵の数TOP10

 全国の酒蔵(正確には、清酒の製造免許を持っている者のうち、清酒の製造及び移出がない者、清酒製造業の売上高がない者を除いた者)の数トップ10です。京都伏見の月桂冠や宝酒造、灘の白鶴酒造と言った有名なメーカーはいくつか言えるけれど、全国に日本酒の蔵元がどれくらいあるか知ってる人は割と少ないんじゃないでしょうか?

 全国の酒造の数一覧はこちら。

順位都道府県酒蔵の数
1新潟県88
2長野県76
3兵庫県68
4福島県61
5福岡県57
6山形県54
7岐阜県43
8茨城県42
8滋賀県42
8愛媛県42

 TOP10の合計は573箇所。ちなみに全国の酒造の数は1433箇所なので、この10県だけで全国の酒造の数の4割を占めている。

新潟県

 日本で最も酒蔵の数が多い県。冬が厳しく長いため、長期低温発酵に適しているため綺麗でアッサリとした味を作りやすく、淡麗辛口とよく言われる。「久保田」「八海山」「鶴齢」といった銘柄がある。

長野県

 日本で2番目に酒蔵の数が多い県。日本アルプスの寒さと水を使って作られる。「十九」「明鏡止水」「真澄」といった銘柄がある。

 『信州地酒で乾杯の日』という記念日がある。

兵庫県

 日本で3番目に酒蔵の数が多い県。灘五郷(なだごごう)と呼ばれる日本を代表する酒どころがあり、ここでは「宮水」と呼ばれるミネラル水や六甲山系から吹いてくる冷たい「六甲おろし」のおかげで酒造りが盛んに行われている。大関や白鶴など全国展開している日本酒メーカーもいくつあるため、生産量は兵庫県が日本一となっている。

まとめ

  • 酒蔵の数日本一は新潟県!
  • 生産量1位は兵庫県!

付録

全国の酒蔵の数

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順位都道府県酒蔵の数
1新潟県88
2長野県76
3兵庫県68
4福島県61
5福岡県57
6山形県54
7岐阜県43
8茨城県42
8滋賀県42
8愛媛県42
11愛知県41
11京都府41
11広島県41
14秋田県40
14岡山県40
16山口県39
17千葉県34
18栃木県33
18埼玉県33
18石川県33
21三重県31
21奈良県31
21大分県31
24宮城県30
25福井県28
26島根県27
27群馬県26
27静岡県26
27佐賀県26
30富山県21
30徳島県21
32和歌山県20
33岩手県19
34青森県17
34鳥取県17
34高知県17
37長崎県16
38大阪府15
39東京都12
40神奈川県11
40山梨県11
40熊本県11
43北海道10
44香川県7
45宮崎県2
46鹿児島県1
46沖縄県1
1433

注釈

  • 国税庁「清酒製造業の概況(平成28年度調査分)」から。
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