日本の犯罪件数の推移

豆知識

凶悪犯とは

殺人、強盗、放火、強姦

粗暴犯とは

暴行、傷害、脅迫、恐喝、凶器準備集合。ちなみに凶器準備集合罪とは、「2人以上の者が他人の生命、身体又は財産に対し共同して害を加える目的で集合した場合において、凶器を準備して又はその準備があることを知って集合した場合に成立する」らしい。そのまんまですね。

窃盗犯とは

窃盗

知能犯とは

 詐欺、横領(占有離脱物横領を除く。)、偽造、汚職、背任、「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律」に規定する罪。

風俗犯とは

賭博、わいせつ

その他の刑法犯とは

公務執行妨害、住居侵入、逮捕監禁、器物損壊等上記に掲げるもの以外の刑法犯

刑法犯(警察庁)とは

 特に断りのない限り、道路上の交通事故に係る危険運転致死傷(改正前の刑法第208条の2の危険運転致死傷をいう。以下同じ。)、業務上(重)過失致死傷及び自動車運転過失致死傷(改正前の刑法第211条第2項の自動車運転過失致死傷をいう。以下同じ。)を除いた「刑法」に規定する罪並びに「爆発物取締罰則」、「決闘罪ニ関スル件」、「暴力行為等処罰ニ関スル法律」、「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」、「航空機の強取等の処罰に関する法律」、「火炎びんの使用等の処罰に関する法律」、「航空の危険を生じさせる行為等の処罰に関する法律」、「人質による強要行為等の処罰に関する法律」、「流通食品への毒物の混入等の防止等に関する特別措置法」、「サリン等による人身被害の防止に関する法律」、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」、「公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律」及び「公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金等の提供等の処罰に関する法律」に規定する罪をいう。

警察白書(平成29年)より

らしい。刑法以外殆ど聞いたことないけれど、まぁつまるところ世間一般で「犯罪者」と呼ばれている人たちのことでしょう。

犯罪件数の推移

犯罪件数の推移

昭和47年度から占有離脱物横領が知能犯からその他の刑法犯に移動してます。

 昭和元年(1926年)~平成29年(2017年)までの日本の犯罪件数の推移(正確には刑法犯の認知件数)です。

 1926年から2016年までおおよそ1万人あたり100件~150件で推移してきたみたいです。つまり、日本では1年間にだいたい130万~190万件(1日あたり3600~5200件程度)の窃盗やら暴行やら殺人事件やらが確認されているというわけで、なんとも恐ろしいというか情けないというか…

 1930年前後の治安が悪かったのは、昭和金融恐慌・昭和恐慌・世界恐慌という大恐慌時代だからだそうです。単純に、お金がないと犯罪者が増えるということですかね。

 1940年代の数値が低いのは戦争の影響なんだそうです。戦争してると国内の犯罪者って減るんですね。食べるもの無くなって泥棒だらけになるんじゃないかなと思ってたんですが… それとも警察が上手く機能せず犯罪を認知することすらできていなかっただけでしょうか?

 見ていて意外だったのが西暦2000年前後の犯罪者の多さ。バブル崩壊直後よりも終戦直後よりもひどく、終戦してから最も治安が悪かった時代が2000年頃だったというのを知ってとても驚きました。この頃に何があったんですかね?本当に何があったっけ?
 ちなみにこの頃の警察白書には、「重要凶悪事件の多発、ひったくり等の街頭犯罪や侵入犯罪の増加、少年非行の深刻化、来日外国人等による組織犯罪の多発等、極めて憂慮すべき状況にある」と書かれていました。

 そして2002年をピークにそれ以降はずっと右肩下がりで、現在は最も治安が良い時代になってくれているわけです。ただ、嘘か真か、最近は被害届を受け付けないように誘導し、事件そのものを無かった事にされた、みたいな話をたまに聞きますし、この数字をそのまま信じていいのかなぁ、と少々疑問に思ったりもします。

 本当に減っていってくれてると嬉しいんですけどね。いやホント。

犯罪件数の推移2

犯罪件数の推移

 1964年のそれぞれの認知件数を1としたときの推移です。こうやって見ると、凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦)や粗暴犯(暴行、傷害、脅迫、恐喝など)が50年前の3分の1程度になっているのに対して、風俗犯(賭博、わいせつ)は50年経っても大して減っていないんだなぁというのが分かります。

まとめ

  • 1万人あたりの犯罪認知件数は50年前の半分になってる!
  • 治安の悪さワースト1は2002年!
  • 今も毎日2500件の犯罪が起きている!

注釈

  • 警察白書より